TNRについて

生まれても生きていくことができない仔猫を増やさないために

全国で殺処分される犬猫のうち、大半を生まれたばかりの仔猫が占めていることをご存知ですか?

現在、全国でおよそ4万頭以上の犬と猫が行政殺処分されています。(2017年環境省データ)
ピンとこない数字かもしれませんが、1日に換算してみると毎日100頭以上が殺処分されていることになります。

実は、そのうち8割が猫… さらに、その内ほとんどが生まれてまもないまま持ち込まれた子猫なのです。

近所の野良猫が生んだから持ってきた
庭で生まれたが母猫がいなくなった
など、様々な理由で持ち込まれています。

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ねこが好きな人も、苦手な人にとってもベターな選択です

また、町に猫が増えるとさまざまな住民トラブルの元になるなどして、
その結果、外で暮らしている猫が気の毒な目にあってしまうケースが後を絶ちません。

生まれてすぐに殺されてしまう不幸な命が生まれてしまわないように、
不妊・去勢手術を徹底してむやみに増やさないようにすることが重要です。

そして、一代限りの小さな命を地域で見守っていけるような、
人と小さな命が共生できる優しい社会をめざす
活動をサポートしています。

捕獲して、手術をして、元の場所に戻します

捕獲できるまでその場をはなれないようにします。猫が入れば速やかに施錠し、布などで覆い猫の不安を和らげます。

ふたたび捕獲されないように手術済の印である耳カットは必須です。耳カットは麻酔で眠っている間に終わるため苦痛と出血はほとんどありません。

猫にはなわばりやコミュニティーがあるので必ず元いた場所に戻します。その後新しい猫が現れたら速やかにTNRを行えるように見守ります。

1頭残すとそこからまた増えてしまいます。場所を決めたらできるだけ一気にやってしまうのがよいでしょう。

お近くにTNR活動をしている人や地域の団体さんがいる場合があります。インターネットで調べてみたりお住いの区役所でたずねてみてください。

各地で定期的に地域猫活動に関するセミナーやタウンミーティングが開催されています。できるだけ当院でもお知らせをしていきたいと思っています。

「そういえば最近仔猫を見かけなくなったなぁ」

TNRをコツコツ続け、その後の管理もきちんとなされている地域は、確実にのら猫の数が減っています。
それは、不幸な命が生まれないばかりか、地域で小さな命を見守っている証。のら猫が減ると、ご近所トラブルも軽減して、より優しく住みよい町になります。

地域猫活動がうまくいくためには、地域の自治会などの協力もときに必要です。無責任なえさやりをするのではなく、時間をきめて置きっぱなしにしないことや、トイレの設置や毎日のお掃除をすることで、町の環境を保つ活動にもつながります。

理由なき殺処分ゼロへ向けて

地域のTNR活動や、各地で定期的に行われている一斉手術などで、日々ボランティアさんたちによる猫の不妊手術は進められています。そのおかげで、行政への猫の引き取り数は全国的に着実に減少傾向にあります。

しかし、猫の繁殖力はすさまじく、なかなかすべてが解決しないのも事実。地域によってノラ猫のいないところと、まだまだ多くいるところの格差は存在しています。

関西では、自治体による助成金などの制度も徐々に増えつつあり、地域猫活動やTNRは今後さらにすすんでいくと思われます。そうした活動のサポートを当院でも微力ながら行っていきたいと思っています。

当院の診療内容はこちら

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定休日 :
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