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11.292019
LA🇺🇲スペイクリニック視察
移動式スペイバス。公共広場などで定期的に不妊去勢手術を行っています。 TNRの様子は日本と同じですね! シェルターには医療設備がありスペイクリニックも。 財団が運営するモバイルスペイバス ペットグッズやストアを展開する企業もモバイルスペイパスを運営していました
こんにちは!スタッフ山田です。
数日ですが機会に恵まれ、
アメリカロサンゼルス市のスペイクリニックや、
アニマルシェルターの視察にいってきました。
日本ではまだまだ聞き慣れない方も多い、
スペイクリニックというもの。
不妊去勢手術を専門に行うだけでなく、
動物の過剰繁殖という【課題解決】に向けて
地域の方々のために存在する非営利の施設です。
LAでは市をあげて、
犬や猫の不妊去勢手術をすすめていました。
飼い犬や飼い猫は不妊去勢手術は義務となっており、
守らなければ罰金の対象となります。
繁殖をさせたい場合は、
ブリーダーや一般飼い主に関わらず、
正式な申請をしなければなりません。
妊娠も年に一度までと決められています。
日本とはずいぶん違いますね🤔
それもこれも、日本よりもずっと前から、
犬と猫の殺処分に嘆いてきた米国だけに、
保護や譲渡だけでは追いつかない現実を
目の当たりにしたからこそ、の制度といえます。
義務というだけあって、
定期的に市内のあちこちに
移動式のスペイモバイルバスが出動し、
貧困層の方や、知識のない方にも
不妊去勢手術の機会が与えられています。
ロサンゼルス市からも巨額の助成金がでており、
民間の財団やNPO法人、獣医師さんたちによって
運営されているほか、ペットグッズを扱う企業も、
こうしたバスの運営を行っていました。
非営利の活動に従事する獣医師さんも多く、
プロだからこその地域への貢献、恩返しの話を
きくこともできました。
学ぶものが多い実りのある視察となりました。
今回の学びをそのまま取り入れるのではなく、
わたしたちの課題のひとつの解決へのヒントとして
いきたいとおもいます👍🏻
ねことわたしスペイクリニックKOBEは、
オープンから10ヶ月未満の新しい施設です。
これからも、変化をしながら、
人と犬と猫の無理のない共生ができる世の中を目指し、
微力ですが運営を行ってまいります。